2007年2月の活動状況


日時:2月12日(祝) 快晴
参加:17人+森林インストラクター10名
内容:森林インストラクター会下見、シイタケ、ナメコ植菌、栽培キノコ調査

○森林インストラクター会豊英島下見
 3月23日に市原市市津(しいづ)公民館の豊英島見学を案内する森林インストラクターの下見を案内した。巨木林やコナラ林など目標林型ごとの森づくりの状況、萌芽更新や実生の生育状況、樹木や林床の植生、鳥の巣や動物のフィールドサイン、食害の様子など熱心に下見が行われた。

大勢の来訪者迎え千年の森は大盛況 森林インストラクターに活動の概要を説明

キノコ植菌
2台の発電機に4機の電動ドリルをセットし、1月に玉切りした90センチ長の原木に穿孔、シイタケ、ナメコの菌駒をコマ打ち。植菌済原木をホダ場に運び、本伏せを行った。シイタケは仮伏せを省略して合掌伏せ、ナメコは覆土伏せ。

種  類 シイタケ ナメコ
菌の品種と駒数 森産業製「にく丸」3,000駒 森産業製「森2号」1,000駒
マダケ林脇ホダ場

コナラ 88本、カシ2本、
植菌原木計90本 合掌伏せ

カシ18本の植菌原木 
覆土伏せ
巨木林ホダ場  コナラ 63本の植菌原木 合掌伏せ

コナラ32本、サクラ14本
植菌原木計46本 覆土伏せ

      

穴あけ 駒打ち ホダ場つくり

○栽培キノコ調査
マダケ林脇ホダ場のシイタケは、1月活動日に張った防獣ネットの効果が獣害に遭う事無く、沢山の収穫があった。この日の収量はシイタケ2,58kg, ナメコ90gでした。

シイタケ合掌伏せ ネットの効果は確かにあり シイタケは無事でした

              

シカに告ぐ!サルも聞け!

市原市
 今泉富士夫




千年の森で我々が作ったキノコを食ったのは誰だ?

タケノコやクリの実をたいらげたのは誰だ?

このほかアオキ、カクレミノ、シュンラン、ヤマユリまで食った奴がいる、

これらはこの森の貴重な宝、

キノコやタケノコは我々にも大事な森の恵み、

我々は里山を昔のように復活しようと活動している。

里山というのは人間の暮らしによって生まれた自然で、

多くの動物が棲み植物が育ち、

人間だって生態系の一員みたいな場所だった。

そこから人間が去ったため荒れてしまった。

だからと言ってお前たちの天国になった訳じゃない。

このまま放っていたら暗ーい森に変ってしまう、

そしたらお前達だって困るようになる。

そうならないようにと

我々は昔のようにヤブを刈り木を切り、

地面に日が射し下草が茂る、実が成る、

そういう場所にしているのだ。

昔は木を切って焚き木にしたが今その必要が無い、

そこでキノコを栽培して食い物を励みにして頑張っている。

それをちゃっかりお前達に食われるとヤル気が無くなるよ。

取り敢えずキノコやタケノコに網を掛けて食われないようにしているが、

分かってくれヨ、頼む!