2006年10月(その2)の活動状況

日時:10月29日(日) 曇り 
参加:24人
内容:野生きのこ観察会、 講師 中央博物館 吹春俊光氏

 ちば千年の森をつくる会としては、最初の対外交流としてきのこ観察会を実施した。
 吹春講師の熱心なきのこ談義に聴き入りながら、景観管理林〜マダケ林〜ホテイ岬を周遊した。途中から、きのこを捜し求めて森を探索するグループや単独行動組もきのこ狩りを楽しみ、昼過ぎには採集したきのこが広場に溢れた。

昼食後は採集・鑑定されたきのこを囲み、村野さん準備のテキスト片手にきのこの勉強会。胞子紋の色ときのこの分類、傘・柄・傘の裏・肉の性質から、採集・同定きのこの解説、数億年前のきのこの先祖の話、菌根菌と腐生菌、きのこと樹木、きのこと環境、きのこと森の話など造詣の深いレクチャーと熱心な質疑に時の経つのを忘れた。

きのこ観察会は吹春夫妻(前列中央)、多くのゲストを迎えて大盛況

雨後の林床に座り込みきのこを語る先生と熱心に聴き入り、観察し、接写する生徒たち

採取・鑑定され名前のついた地面いっぱいのきのこ

きのこの話が尽きない先生と、初めて聴くきのこの話に熱心に耳を傾ける生徒たち

この日吹春先生が同定され種名のついたきのこは;モミジウロコタケ、カイガラタケ、チャカイガラタケ、ハナビラニカワタケ、ノウタケ、アカモミタケ、アカハツ、ニオイキシメジ、ツエタケ、コタマゴテングタケ、モエギタケ、ヌメリササタケ、コウタケ、カゴタケなど30種類を超えました。

キハツタケ ミネシメジ ナラタケ コタマゴテングタケ コウタケ



○栽培きのこ班
 収穫・収量調査を実施した。今季初収穫はクリタケ1`、シイタケは大1個のみ
140g。

○昼はきのこと野菜たっぷりの定番きのこ汁、鵜沢さんの焼き芋も好評、ゲストのティボーさんも交え賑やかに大パーティー。

今季初物のクリタケ きのこ洗ってきのこ汁 昼食も大盛況 焼き芋も好評
○多彩な参加者の一言
吹春講師のネットワークで会員外からも外国人研究者など多彩な参加者があった。参加者の一言。
☆「知る」と言うことは楽しく、気持ちをワクワクさせてくれました。ありがとうございました。

☆吹春先生の「きのこ」一筋の意気込みを感じながら、又ひとつ「知る」喜びを感じた一日でした。

☆早速、先生の本「きのこワンダーランド」をネットで注文しました。

☆自分の身近にこんなにたくさんの知らないキノコがある事にビックリしました。

☆栽培キノコの収穫クリタケが1キログラム。味噌汁に秋の味覚を添える事が出来ました。

☆キノコの胞子・傘・柄・傘の裏・肉の性質 等々 具体的に解説していただきました。

☆千年の森は「キノコの宝庫」である。 

☆吹春先生に千年の森に発生するきのこの美しさをあまり見てもらえずに少し残念。 

☆ハンガリーの私の住まいは自然の近くにあり、時間があればきのこ狩りか釣りをします。   この二つの“スポーツ”は世界の色々のところで出来るのも非常に良いところです。

☆私は、初めての体験でしたが自然の中で時間を忘れてゆったりとした心地よい時を過ごせました。

10月最後の日曜日を、親子で楽しく過ごすことができました。


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