2006年10月(その1)の活動状況

日時:10月9日(祝) 晴れ 
参加:18人
内容:巨木林の伐採木の選定(伐採研修用) 、栽培キノコ調査、野生キノコ調査 コナラ林芽掻き

伐採木選定

 今年度内に伐採が必要な樹木の選定を行い、黄色テープでマーキングした。また伐採木の周辺にあり、伐採作業を妨げやすいが、保存が必要な木に赤テープ。マダケ林20本、巨木林15本、ほこら山2本。11月19日研修日の実習伐採木は巨木林15本の中から講師が選定する。

伐木候補に黄色テープ


栽培キノコ班
 現在設置してある「ほだ場」の確認と新たにロットuW識設置を行った。
また、きのこ収量調査票の書式を更新した。この日は
きのこの収穫無し。

野生キノコ
 豪雨の後にもかかわらず、期待に反して豊英島は乾燥していた。それでも10月を代表するウラベニホテイシメジ、サクラシメジは発生間もなく、いずれも若々しかった。ミヤマザラミノヒトヨタケ、カラカサタケの幼菌はマムシが首をもたげたような形で目をひいた。帰途中央博に立ち寄り吹春先生に同定をお願いし、8種を同定。今年度同定・標本作製いただいた「千年の森きのこ」は延べ63種。

ウラベニホテイシメジ

シカ上陸地点のカメラ設置
  自祠山下のシカ上陸地点と思われる地点に赤外線を感知して自動撮影するデジカメを設置し上陸地点とそこから島に登るシカ道が撮影できるよう調整した。さあ,うまくシカが写るか?

自動撮影デジカメ
上陸地点と思われる場所から
シカのふみ跡が続く

コナラ林萌芽の芽掻き
 コナラ更新林は伐採後3年を経過したので、芽掻きを実施した。切り株の萌芽更新は、継続調査をしていた3株のうち2株が枯死してしまい、萌芽枝の生存率も23%と成績が思わしくない。
 原因は、樹齢が老齢(50年以上)、照度が不足気味、土壌条件が厳しいなど、さまざまな理由が考えられるがはっきりとしない。萌芽枝は3年をめどに、5、6本に整理し、最終的に3本に仕立てるのが一般的であるので、生存している株については各株の萌芽枝を6本にする芽掻きを実施した。                                                  

萌芽掻き前(作業内容確認) 萌芽6本残して芽掻きした


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直線上に配置